HIVの感染率は低い!性行為は安心なのかな?

HIVはとても感染力の弱いウイルスです。
一時期は血液製剤裁判で話題になりましたが、日常生活での感染力はとても弱いのが現実です。

ただ、HIVは一度感染してしまうと今の医学では体内から除去することは出来ず、一生付き合うことになり、最悪はエイズを発症します。
HIVは全ての性行為で感染する可能性があり、怖い病気でもあります。

ここでは、HIVの主な感染経路である性行為の感染率について解説します。

実は性行為による感染率は、驚くほど低いです。
確率が低いからといって、感染の可能性がゼロというわけではないです。

いや、ある条件下では格段に感染力が高いのも事実です。

もし不安な行為があれば検査することをおススメします。

HIVが潜む場所

感染率を知る前に、まずはHIVが潜んでいる場所を知っておかなければいけません。

HIVが潜む場所は以下です。

  • 血液
  • 精液
  • 膣分泌液
  • 母乳

その他、唾液、涙、尿などにもいますが、感染するほどの量や力は無いです。

HIVはとても弱く、体内でしか活動することができません。
ヒトが宇宙や海中で生きることが出来ないことと同じです。
HIVの住み慣れた環境から出てしまうと一気に弱ります。

ではどのように感染するのでしょうか。

HIVの主な感染経路

主な感染経路としては性行為の他に、「母子感染」「血液製剤」「ドラッグ」「針刺し事故」などがあります。

母子は、産道の他に母乳を飲ませ感染する例があります。
血液製剤はほとんど無いですし、通常生活しているとドラッグも関係ないです。
針刺し事故は医療機関に関わるので、関係ない人が多いです。

性行為以外は、関係する人が少ないのでここでは言及しません。

主に性行為によるHIVの感染率について記載します。

HIV感染がありえない状況

HIVはとても感染力が低いので、感染がありえない状況があります。

  • お風呂に一緒にはいる
  • プールに入る
  • 鍋を一緒につつく

このようなことでHIVに感染することは無いです。
先にも書きましたが、HIVはとても弱いので、少しでも体外に出ると活動することは不可能です。

空気や水に触れるとHIVは弱り、感染することは無いと理解して問題ないです。

実は低い、性行為でのHIV感染率

アメリカの米国疾病管理予防センターが出している感染症のレポートがあります。
MMWR(Morbidity and Mortality Weekly Report)で、多くの国や研究者が参考にしているレポートです。

その中で2005年にHIVの感染率が公開されました。

性行為による感染率が以下です。

  • セックスで挿入される女性の感染率 0.1%
  • セックスで挿入する男性の感染率 0.05%
  • アナルセックスの感染率 0.57%
  • オーラルセックスをする側の感染率 0.015%

オーラルをされる側は感染するリスクはありません。
なので・・・一般的な風俗に行って、ルール内の行為であればHIVに感染することは無いのです。

ちなみに、輸血は90%、母子感染は13-48%だから、性行為全般に感染率は低い。
さらにコンドームをつけると低くなります。

0.1%という数字は、1000回に1回です。
1000回に1回なので、とても低い数字です。

確率論でしかない

しかし、低いといってもゼロではないのです。
セックスをすれば1000回に1回の割合で感染する確率があります。

じゃんけんや宝くじと同じで、いつ、どこで「あたり」が出るかわかりません。
「1回が必ず感染しない」とは誰も言い切れないのです。

結局は誰も「自分がかかるとは思っていない」ために、感染してしまうのです。

1回の過ちが取り返しのつかない結果になってしまうのです。

条件が揃うと感染率が上がる

HIVの感染率は上記のように低いものですが、ある条件下では感染率が上がります。

それは、他の性病(梅毒、淋病、クラミジアなど)に感染していると、HIVの感染率が数倍上がるといわれています。

理由は2つで、1つは性病によって粘膜が炎症を起しそこからウイルスが侵入しやすくなることです。
もう1つは、感染経路が同じだからです。

梅毒感染者はもちろんですが、最近はクラミジア・淋病や感染者もHIVの検査をすることが多いです。

他の性病(梅毒、淋病、クラミジアなど)に感染している場合も必ず検査する必要があります。

最後に

性行為によるHIVの感染率は、母子感染などに比べるととても低いです。
しかし、ほとんどの性行為には感染するリスクがあります。

もしも不安な行為がある場合は、手遅れになる前に検査しておくことが大切です。

HIVについて正しい知識を持とう!

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