梅毒の症状は進行状況で異なる!

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平成28年(2016年)になんと、日本の梅毒感染者が4559人になりました。
平成24年ころまでは年間1000人も感染者がいない病気だったのに急激に増えています。

感染拡大の要因の詳しいところはわかりません。

過去は男性同士の間で感染が広がり、一定数はあるものの、その層から拡大をすることはないと思われていました。
しかし、近年は女性の患者が多く、男性から女性へ、女性から男性へ、さらに男性から女性へと感染が広がっていると推測されています。

とても身近になってきている梅毒です。

ちなみに厚生労働省のツイッターでも警告がさてています。
2016年のポスター

梅毒のこと、また症状をしっかりと知って、対応が必要です。
早期治療、梅毒に感染しても拡大を止めるために、症状とその判断方法をまとめました。

梅毒とは

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌に感染して発症します。

起源は諸説あるものの15世紀ころから世界広がりはじめ、日本にも16世紀の初めに感染者の記録があります。

進行すると骨や脳にも達し、命を落とす危険がある病気です。
実際に、薬ができるまでは不治の病の1つとされていました。

医療の発達した現代の日本では、梅毒で命を落とすことはないのですが、放置するとすごい症状になるので注意が必要です。

梅毒の感染経路

梅毒は、母子感染、血液感染もあるんですけど、日本ではほとんど性行為による感染です。
皮膚や粘膜に傷をつけるようなアナルセックスや体液が混じるセックスは感染する大きな原因の1つです。

キス、オーラルセックスでも感染の可能性があるので注意は必要です。

世界中で感染が拡大中

WHO(世界保健機関)の報道をまとめてみると、2010年ごろから先進国の多くで感染者が拡大しています。
特にカナダ、アメリカ、ヨーロッパ各国、オーストラリアで増えています。

ちなみにHIV感染リスクの啓発で、アフリカでは梅毒の報告が減っている状況。

中国は一応、減っているという発表ですが人口が多く詳しくわかりません。
りなみに中国国家衛生・計画出産委員会が作っている2015年のデータでは 43万人の梅毒患者がいることになっています。

・・・桁が違いますよね。

いま、世界中で梅毒が広がっているのです。

梅毒の症状

梅毒の特徴としては、時間を掛けてゆっくりと体を蝕みます。
症状がわからない潜伏期間があり、さらに初期の症状はとてもわかりにくいです。

梅毒は長期にわたり症状が変遷するので、
潜伏期間や段階を挟んで、

「一期、二期、三期、四期」

と分かれます。

三期と四期は明らかに特徴的な症状になるので、
しっかりと治療することができた現在では、ほとんど見ることはありません。

治るなら・・・怖くないかもといっても、後期になれば治療期間も長くなるし、一目で梅毒とわかるような症状もあり後遺症の恐れもあります。

できるだけ早期に発見することが大切です。

梅毒の第一期 感染後から3週間程度

梅毒は感染してから潜伏期間になります。
潜伏期間は個人差もあり、1~13週間ほどで、平均して3週間程度の人が多いです。

詳しくは梅毒の症状について

その後に初期症状が体に現れます。

初期症状は「初期硬結(しょきこうけつ)」と呼ばれる小さな赤いシコリ。

できる部分は感染した場所で、とても小さく、さらに2週間程度できれいに消えます。

  • 男性の陰茎
  • 女性の陰唇
  • 肛門
  • くちびる
  • 口の中

主にこのようなところにできます。

「しこり」は痛みもなく、自然い治るし、さらに詳しく見る場所ではないので気が付かないことが多いです。

ちなみに「しこり」が消えたからといって

「梅毒が治った!」

わけではありません。

体内では梅毒の病状が進行しているのです。

梅毒の第二期(感染から3ヶ月から3年程度)

第二期になると体全体に病状が進みます。

特徴的な症状として

バラ疹です。

詳しくはこちらを参考に

梅毒の特徴ある症状はバラ疹。この場所にできたら疑おう!

バラ疹は特徴的な症状が皮膚にでます。

腕や足のほか、背中、顔にまでできることもあります。

このバラ疹も痛みやかゆみがないことが特徴です。
しかも数週間経つと消えます。

・・・もちろん治ったわけではないのですが。
勘違いしそうですよね。

このバラ疹は梅毒の特徴的な症状で、3か月から半年ほど前に疑わしい行為があった場合は注意が必要です。

このほかに、扁平コンジローマ、梅毒性の丘疹、梅毒性の乾癬。
口内炎、や扁桃腺の「梅毒性アンギーナ」、梅毒性脱毛もあります。

どれも特徴的だけど、バラ疹は注意しておきましょう。

梅毒の第三期 感染から3年から10年程度

ここまで進行することは考えにくいです。

自分の体、命を放置することはないと思うのですが、

三期になると、さらに特徴あるゴム腫が現れます。
梅毒患者をモチーフにしたと思われる古い像などには、顔に大きな腫れ物を作ったものもあります。

このゴム種は内臓にも広がる可能性があり、様々な体の器官にこぶ状の腫れを形成し、周辺の組織を破壊し始めます。

ここからさらに進むと「神経梅毒」といって脳に影響が出始めます。

ここまでくると命の危険がでてきます。

まあ、誰もが顔をみて梅毒とわかるので、今の日本で考えれないです。

梅毒の第四期は末期になるので、ここでは記載は避けます。
今は抗生物質ができたことで、進行することはありません。

といっても後遺症が残るほど進む前に、症状が軽い2期で止めておきたいものです。

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