HIV感染を女性は症状で発見するよりも、感染経路の心当たりを考えよう。

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日本国内で日本国籍のHIV感染者が見つかるのは平成28年は885人で、過去10年1000人以下で推移しています。

女性に絞れば 885人のなかで、28人と特に少ないです。
性行為をしない成人はほとんどいないでしょうから、女性の感染者はとてつもなく少ないといえます。

ただし、近年似たような感染範囲だった「梅毒」が急増しています。
梅毒は平成24年に1000人以下で、女性は183人だったのに対し、28年には4559人の患者がいて、女性は1385人もいるのです。
平成29年の集計はまだ正式な発表はないものの、12月の段階で5400人を突破していました。

性行為は日常の生活の一部なので、感染が広がる場合はすごいスピードで広がっていくのです。

今のところHIVは感染拡大はしていないので、おそらくリスクが高い集団の人々と接触がない限り感染することはないと考えられています。

リスクの高い集団とは、男性の同性愛者、注射薬物の使用者とそれに近い環境にいる人々、風俗勤務とそのお客さんです。
あとはHIVの感染が多い地域への渡航者とそこからやってきた人。

過去以下のような相手と性行為があった場合はとても危険です。
特にコンドームなし、アナルセックスはとても危険なので心当たりがある場合は検査がお勧めです。

可能性として高い例は

  • 相手が男性同士でも行為をしていた
  • 風俗で本番行為をしていた
  • 不特定多数の相手と行為をしていた
  • 海外の人と性行為をしていた
  • またそのような男性と行為をした

これに当てはまる女性は危険です。

HIVはそれほど感染力は強くないので、経験があるからといって必ず感染することもなく、可能性は限りなく低いです。
心配な人は検査しておくと安心です。

HIVの初期症状について

HIVに感染すると、インフルエンザのような症状が続きます。

感染から2-6週間ころに症状が出ます。
HIVは体内で増えるスピードが遅く時間がかかります。

一定の数に増えると、体がHIVの進入に気がつき、抵抗をはじめます。
そのころに初期症状がでてきます。

具体的にはこちらのまとめているので参考にしてみてください。
[blogcard url=”http://www.tokyo-date.info/archives/982″]

初期症状は、2週間程度で自然に治まります。

ただ、HIVが体から消えたわけではなく、沈黙の期間に入ります。
この期間ではなんと、人の免疫を破壊していきます。

完全に破壊するまで8年から10年ほどかかるといわれ、HIVに気がつかずに放置しておくと、いきなりエイズと診断されてしまいます。
エイズと診断されるともう余命宣告されているようなものです。

できれば免疫が残っているうちに発見したいです。

次は沈黙の期間でよくある症状を紹介します。

沈黙の期間によくある症状

初期症状が治まってからエイズを発症するまでに、体内の免疫は徐々に破壊されます。

人の体にはさまざまな菌やウイルスが住み着いていて、免疫があるので本来は悪い影響を受けることはありません。
しかし免疫が下がり病気を発症しやすくなります。

それが帯状疱疹やヘルペス、口腔カンジダです。

特に帯状疱疹は、エイズ発症者のほとんどが経験している病気です。
そのとき気がつかなくても、エイズと診断され・・・発疹の跡で気がつくことが多いのです。

もし自分が健康だと思っていて帯状疱疹になった場合はいつの間にか免疫が落ちている可能性があります。

なお、国立感染症研究所では、HIV検査を考慮すべき症状として、そのほかの病気を発表しています。
気になる症状がある場合は医師に相談するのも良いです。


引用 国立感染症研究所

エイズ発症時の症状

HIVに感染すると8-10年ほどかけて体の免疫が失われます。

エイズと診断されるのは、免疫がなくなり、健康時には感染しない病気を発症した際に下されます。
それが以下の23種の病気です。

  • カンジダ症
  • 壊疽
  • クリプトコッカス症
  • ニューモシスチス肺炎
  • コクシジオイデス症
  • ヒストプラズマ症
  • クリプトスポリジウム症
  • トキソプラズマ脳症
  • イソスポーラ症
  • サルモネラ菌血症
  • サイトメガロウイルス感染症
  • 化膿性細菌感染症
  • 帯状疱疹/単純ヘルペスウイルスなどヘルペスウイルス感染症
  • 活動性結核 (active tuberculosis)
  • 非定型抗酸菌症
  • 反復性肺炎
  • リンパ性間質性肺炎・肺リンパ過形成
  • カポジ肉腫
  • 原発性脳リンパ腫
  • 非ホジキンリンパ腫
  • 浸潤性子宮頸癌
  • 進行性多巣性白質脳症
  • HIV脳症
  • HIV消耗性症候群

特に多いのがニューモシスチス肺炎で気がつくケースです。

重い肺炎の症状なので、一般にすぐに入院となります。
ただ、病院ははじめ普通の薬で治療するのですが改善の見込みがないので、HIV感染・エイズ発症を疑うことで発覚します。

HIV感染者とエイズ患者についてはこちらを参照ください。
[blogcard url=”http://www.tokyo-date.info/archives/1033″]

最後に

女性に限っていえば、まだまだ感染リスクは限定的ではあります。
万が一、HIVに感染した症状と似ていても、あせる必要はなく、過去に危険な性行為がなければほとんど心配することはありません。

ただし、何事も可能性はゼロではないので、HIV検査を受け安心することも大切です。

無駄に悩むなら検査ではっきりできるので、もし安心したい場合はすぐに検査を受けることがよいです。


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