毎年12月1日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界エイズデー」です。
エイズのまん延防止、啓発の他、患者・感染者に対する差別・偏見の解消も活動の意義です。
日本では厚生労働省が中心になり、各種イベントも行われます。
ここでは、世界と日本のエイズ患者の数がどれくらいいるのか、確認しておきます。
参考は国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2015年末の報告書の推計をもとにしました。
世界のエイズ患者
報告書から、2015年末の世界のエイズ患者はなんと3670万人もいるとされています。
感染者数トップ5の国は
- 南アフリカ
- ナイジェリア
- インド
- ケニア
- モザンビーク
大国では、アメリカが9位、ロシアが12位、中国が13位。
トップ10のうち、8カ国がアフリカ大陸の国が占めています。
日本は165カ国中111位とG7の国の中では最も低い。
近年アジアが増えている
感染者の60%がアフリカ大陸なのですが、近年はアジアが延びています。
南アジアのインドから東アジアの中国にかけて、感染者が増えているのが現状です。
特に中国はHIV、梅毒といった性病患者が爆発的に増えてきています。
日本はHIV患者がとても少ない国なのですが、旅行客も多く、HIV感染が急増する可能性はあります。
実際に梅毒は2011年頃までは封じ込めが出来ていたはずなのに、現在は感染者が急増しています。
HIVにも同じことがおきても不思議ではありません。
HIVは予防が大切
アフリカ大陸では新規感染数が徐々に減ってきています。
予防や啓発が進んでいることのようです。
反面アジアは、新規感染者が増えている傾向で、地域によっては57%も増加しているところもあります。
日本でも予防は過信せず、コンドームは必須です。
また過去に心配な行為があれば、検査を受けておく事が大切です。
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