検査を受けたほうがいい性病について

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性病検査キットでは検査機関によって、さまざまなセットが販売されています。
せっかく安く検査できるのに、種類が多すぎて、どのセットを選べばいいのかわからない人も多いと思います。

このページでは、どの性病の種類の検査をすればいいかを解説します。

HIV

感染率はクラミジアなどに比べると低いですが、とても危険な病気で感染すると免疫が減り死亡するリスクが高まります。
しかも、現代の医学では治ることはありません。

感染を早期に発見し、できる限り免疫を減らない処置をしていくことになります。
特にゲイの感染が多く、最近は10代の男性にも広まっているのが現状です。

厚生労働省の把握状況として、2013年末のHIV感染者+エイズ患者は、男性が20,026、女性が2,945と圧倒的に男性が多いです。

検査を受けたほうがいい人は、不特定の人とコンドームを使わない危ない性行為を行った人です。
なかでもアナルセックスは感染経路としてはとても多いので、経験のある人、心当たりのある人は検査をしておくべきです。

HIVは薬でコントロール可能

HIVの感染する確率は、他の性病に比べると非常に低いといわれています。
ただ怖いのは、治す薬が開発さてていないことです。

感染すると、今のところウイルスを増やさない薬を飲み続けることになります。
決まった時間に、決まった量を飲み続けます。

こうすることで、体にいるウイルスを増やさない対策になります。
感染者は「いつかHIVを死滅させる薬が出るのではないか」と期待はして生きています。

薬の開発は今のところはわかりません。

HIVに感染しても1ついえるのは、薬をしっかり飲むことで進行を遅らせることができます。
早期に発見できると、医師の指導通りに薬を飲めば寿命を全うすることもできる状況になっています。

HIVの現実

現在の日本ではエイズを発症し、手遅れになって初めて感染に気付く方が3割もいます。

なぜ手遅れになるまで放置しておくのでしょうか。
それは、検査が・・・現実を知ることが怖いと思う人が多いのです。

でも、エイズを発症してしまっては、現実も何もありません。
あとは限られた短い時間、病室で生活するだけになります。

もし、積極的に検査を受けHIVと真剣に向き合っていれば、薬を飲むことなどの制約はあるものの普通に生活することができます。

HIV検査を受けるべき人

  • アナルセックスを経験している人
  • ゲイの人
  • 不特定多数の人と性行為がある人

積極的に検査を受けることをお勧めします。

梅毒

最近増えてきている性病です。

2000年代半ばは年間で500名ほどでしたが、2014年に1600名を超えています。
男性が1296名、女性が387名という割合なので男性間の感染が多いのですが、増加率は女性のほうが高いです。

気を付けておく性病になりつつあります。
増えてきている傾向の1つは、検査がしっかりされ始めていることも挙げられます。

HIVと違って完治は可能で、初期であればとても簡単に治ります。
しっかりと早期発見をしたいものです。

ゲイの人は検査

梅毒は感染率が高く、とくにアナルセックスは危険です。
HIV同様にゲイの人は梅毒の検査を受けたほうがいいです。

梅毒とHIVは相性がいいのか、一緒に感染することも多いです。
早期発見と早期治療をしましょう。

B型肝炎

B型肝炎は国民の約1%(100万から150万名)がウイルスを持っていると推計さている病気です。

感染力も強く、セックスの他にオーラルセックス、キスでも感染します。
日常でも血液や唾液などを触って感染することもあります。

海外ではワクチン接種が義務になっている国もあるくらいです。

慢性化すると、肝硬変や肝臓がんなどを引き起こす怖いウイルスですが、多くの場合一過性感染で終わり、キャリアになることもありません。感染したけど、気付かずに治っていることもあります。

とわいえ、がんの引き金になることは間違いないので、HIVや梅毒と一緒に検査する機会があってもいいかもしれません。
検査はHIVほど必須ではないですが、機会があれば検査しておくといいです。

C型肝炎

肝炎なので、肝がんなどの原因であることは間違いありません。

ただ性交渉全般で感染することはとても少ないです。
近い将来この病気は治せる薬も出るようです。

検査するセットもあるけど、あくまでもオプションレベルと考えていい病気です。

クラミジア・淋病

クラミジアと淋病はセックスやオーラルセックスで感染します。
特に感染者とコンドームのない性交渉には、高い感染率があります。

感染経路・発症する場所が似ているので、クラミジアと淋病を一緒に持っている人もいます。
怖いのは、女性の自覚症状がないので、蔓延しやすい病気です。

もっとも蔓延している性病

クラミジアは一時年間4万人を超える感染報告があったのですが、2014年は24,960人と減少傾向です。
割合は女性のほうがすこし多い。

淋病も減少傾向ですが、年間1万人前後と多い感染症です。

特に、症状の出にくい女性が多く病気を持っています。

  • コンドームを使わない
  • クンニリングスをされる

このような経験の多い人は検査を積極的に受けたほうがいいです。

無症状で進行する病気は怖く、将来的に不妊になることもあります。
取り返しのつかないことになる前に発見しておきましょう。

のどの クラミジアと淋病

クラミジアと淋病はのどに感染することもあります。
特に淋病はのどから性器への感染と、性器からのどへの感染事例が多い病気。

オーラルセックスやキスで感染します。

症状が出ないことも多く、実際のところ放置しても重大なことにはなりません。

問題は、のどからオーラルセックスにより性器へ感染することです。
性器にクラミジアや淋病が感染すると危険です。

積極的に検査をうけることをお勧めする人

  • オーラルセックスを行う人

トリコモナス

感染している人は多い性病です。
ただ、感染しても症状として深刻な状況になることは少ないです。

男性の場合は、体内に菌が入っても、尿で排出されやすいです。

女性の場合は、膣炎の原因となります。
ただあまりはっきりした症状のでない人が多く感染していることに気がつかず、何年も過ごす人もいます。

一応、症状としてはオリモノの増加や悪臭など。
オリモノの状況におかしいなと思った時は、検査するのもいいかも知れません。

性病としてトリコモナスはそれほど悪質なものでもないです。
男性は、症状が出ないことが多く悪質性がほどんどありません。

性病検査では男性がトリコモナスだけを調べる必要はないです。

女性はオリモノの状態が気になるようでしたら、クラミジア・淋病と一緒に調べるのもありです。

カンジダ

身体に生えるカビの一種で、人体にもともと存在している菌です。
体が弱り、抵抗力が弱くなると、菌が増殖します。

特に女性が発症するケースが多く、膣炎をひきおこします。
かゆみ、オリモノの異常といった症状が現れます。

ただ、カンジダは膣炎やオリモノの異常を引き起こしますが、原因が性交渉だけではありません。

もともといる菌が増殖しただけで、放置しても問題はありません。
検査の必要性は低いです。

検査をするとすれば、オリモノの異常や膣炎が、他の病気ではなくカンジダであることを確認するために行なうレベルです。
無理に検査項目に入れる必要はないかと思います。

受けたほうがいい検査項目のまとめ

検査の優先度が高いもの

HIV
淋菌
のどの淋病

検査をしたほうがいいもの

梅毒
B型肝炎
クラミジア
のどのクラミジア

どちらでもいいもの

カンジダ
トリコモナス

必要ないもの

C型肝炎

危険性を考えると、このように分類できます。

積極的にうける検査項目は以下です。

  • HIV
  • 梅毒
  • B型肝炎
  • クラミジア
  • 淋菌

実際の検査キットについては検査機関の選び方のページで解説していますのでそちらを参考にしてください。

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